ロシアンバレエアソシエーションに関してご案内しておきます!!
【ロシアンバレエアソシエーションとは】
ロシアンバレエアソーシエーション’とはロシア最高峰のワガノワメソッドを中心としたバレエ協会で、ロシアン・バレエのスタイルを保護すると同時に刷新する事を目指し、1977年に世界のトップダンサー達により設立されました。
駐)刷新とは…元々のワガノワメソッドは、ワガノワバレエ学校において、数多くの中からオーディションで選ばれた一握りの厳選された子供たちが、毎日何時間もトレーニングできる環境でのみ最高の成果を得られる教本になっています。
日本のみならず、各国のバレエ教室では、そのままの使用が難しい部分があり、
また厳選される子供たちが生まれ持ったスタイルや肢体条件を新たにトレーニングで体得する必要があるため、そのプログラムか追加されています。
協会本部はスイスのアカデミー・ドゥ・ヌーシャテルでハンス・マイスター氏がディレクターを務め、元ロイヤル・バレエ学校の校長であったディエム・メ ルパーク氏が名誉会長に就任しています。
この協会には現在日本やイタリア、スイス、イギリス、ドイツ、スペインをはじめ世界各国において多数のバレエ学校・教室が参加しており、毎年各地でダンサー向けの検定試験や教師向けの認定試験を実施しています。
また、検定試験や認定試験の合格証は、所属するバレエ学校、教室で共通の認識になっているため、入学試験の代用としても使用されることもあり、自身のバレエの実力を証明するものとなっています。
【クラスのグレード】
ロシアンバレエアソシエーションでは満7歳から検定試験を受験することができ、
15のグレードに分けられています。
PreparatoryⅠ~PreparatoryⅣ(プレパレトリーグレード)
※主に基礎のクラスになります。
正しい立ち方や足、手、顔、方向のポジションを体得します。
正しい音の使い方、拍子の取り方、使い方を学ぶ
ClassⅠ~ClassⅣ(クラスグレード)
※主に基礎テクニックのクラスになります。
アンシェドマンと呼ばれる単品を組み合わせたコンビネーションを多く取り入れ
より高度なテクニックを正確に行えることを目指します。
ElementaryⅠⅡ/IntermediateⅠⅡ/AdvancedⅠⅡ(アッパークラスグレード)
※主にテクニックのクラスになります。
Elementary(初級)Intermediate(中級)Advanced(上級)に分かれておりますが、6グレードを使って高難易度のテクニックの習得を目指します。
また最低ラインが決められており、それぞれ次のクラスの試験を受験するためには、高得点で試験を合格する必要があり、受験挑戦可能回数は2回までなど、クラスグレードよりもシビアに判断される分、より認知度と価値のある資格になります。
例)ClassⅣ合格後ElementaryⅠを受験する場合は、ClassⅣで82点以上
ElementaryⅡ合格後IntermediateⅠを受験する場合は、ElementaryⅡで85点以上
IntermediateⅡ合格後AdvancedⅠを受験する場合は、IntermediateⅡで85点以上必要です
(点数が不足してしまった場合は、更に上のクラスの受験をしないか、現段階のクラスを再受験することができます。)
Professional(プロフェッショナルグレード)
※AdvancedⅡを優秀な成績で合格し、2名以上の審査員、担当教師の推薦を受けたもののみ受験することができる協会内で最高峰のグレードクラスです。
【点数】
それぞれのクラスにおいて100満点に計算しなおし点数を出しています。
合格最低ラインは70点とし、不足した場合は不合格となります。
ClassⅣまでは何度でも受験することが可能ですが、年齢制限があります。
例)PreparatoryⅠ~Ⅳは14歳まで/ClassⅠ~Ⅳは17歳まで
担当教師の判断により、ClassⅣまで1年に4クラスまでまとめて受験することが可能です。
<点数表>
表記 | 点数 |
PASS | 70 |
PASS COMMENDED | 72 |
PASS HIGHLY COMMENDED | 74 |
PASS PLUS | 76 |
PASS PLUS COMMENDED | 78 |
PASS PLUS HIGHLY COMMENDED | 80 |
MERIT | 85 |
MERIT COMMENDED | 87 |
MERIT HIGHLY COMMENDED | 90 |
DISTINCTION | 95 |
PERFECT | 100 |
※MERIT以上は高得点という扱いになります