皆さま、こんばんはー
今年も残すところあと少しになりましたね。そして着々と検定試験の日程が近づいて来ています。
ここのところ、検定試験のお話ばかりで…ですが、今回はどんな風に受験するのかを書いてみたいと思います。
試験問題は毎年試験が終わったあとの春に発表になります。
2年間同じ試験問題となりますが、上級クラスでは毎年問題が変わります。
その問題を当日は覚えて、ほぼほぼノンストップで最後までいきます。
クラスが上がるにつれて、アンジェドマンと呼ばれるレッスンの振付のようなものは増えるので、頭も体力も大変になって来ます。
試験に向けて、このソサエティに加入している教室では、早いところで夏くらいから準備をし始めます。
それぞれの新しいクラスでは、新しいパ…動きを習うことになります。
まず初めはこのパ、そのものを練習していきます。
そして、アンジェドマンを覚えて、通しで練習して、当日を迎えます。
万が一緊張で真っ白になってしまった場合も大丈夫。いざという時は少しフォローもあります。ただやはり点数や合否には影響しちゃいますが。
ソサエティでの教本を用いて検定試験を行うには大きく2つメリットがあると思っています。
まず一つ目は、ソサエティの理念でもある建設的な指導ができることです。
どんどん難しいことを増やしていくのではなく、前のクラスでこういう動きを練習して、この筋肉を使えるようになったから、この上のクラスでは…
というように、前のクラスでやってきたことがすべて生かされるようになっています。
逆を言うと、前のクラスできちんと出来ていなかった場合、次のクラスでつまづいてしまうことにもなりかねません。
限られた時間だからこそ、間違ったことをしておかしな体型になる前に、きちんと建設的に学ぶことは何より大切なことだと考えています。
二つ目は、試験を受けるに際して、アンジェドマンを覚えて、繰り返し練習することで、日々変わるレッスンのアンジェドマンを覚えることに追われることなく、逐一毎回のレッスンで注意されたことを意識できる、そんな濃い時間のレッスンに出来ることです。
これもまた後日お話し出来ればと思いますが、
正しいレッスンでもただただこなして時間が流れていくだけの時と、体や筋肉ひとつひとつに言い聞かせながらレッスンできることは上達に大きな差ができると思います。
試してみて頂きたいのが、ただのスクワット10回でも、ただしゃがんで伸びるのと、使うべき筋肉をイメージしてそこに効かせるように行うのでは、疲労も効き方も全く違うと思います。
バレエのレッスンも同じなのです。
ただ短くて1時間あるレッスン、ましてや子供たちも。
器用な子は良いですが、覚えて、注意も意識して、1時間も2時間も、そう集中力が持つはずもありません。
そんなとき役に立ってくれるのが、検定試験用のアンジェドマン。
振り付けも注意も体に染み込むまで練習できるので、どんどん上達していきます。
もちろん同じ繋がりの繰り返しばかりだとそれしか出来なくなっちゃうので、半年は同じレベルでのフリーレッスン、半年は検定試験用にひとつクラスレベルをあげて、とうちではそのようにレッスンしています。
習い始めは特に肝心!きちんと習える子が多くなることを望んで検定試験は今年も進んでいきます。
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